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「犯情は悪質。懲役2年を…」検察官の言葉に表情変えぬベスーン被告(産経新聞)

【法廷ライブ SS元船長求刑】(2)

 《検察官は、論告の読み上げを続ける。環境保護を標榜(ひょうぼう)する米団体「シーシェパード(SS)」の抗議船「アディ・ギル号」元船長、ピーター・ジェームス・ベスーン被告(45)が、日本の調査捕鯨船団の「第2昭南丸」に酪酸(らくさん)入りのガラス瓶をランチャーで撃ち込んだことについて、改めて「傷害罪に当たる」と強調。イヤホンを通して同時通訳で読み上げを聞くベスーン被告。傍聴人で満席の法廷は熱気で温度も上がっているが、黒いスーツの上着を脱ごうともしない。ひざの前で両手を組み、上半身を乗り出すようにして聞き入っている》

 検察官「○○(第2昭南丸乗組員の実名)らは、フェースガード付きのヘルメットを装着していたが、フェースガードを鼻の辺りまでしか下ろしていなかった」

 《○○さんはベスーン被告に酪酸入りの瓶を撃ち込まれ、顔に全治約1週間の化学熱傷を負ったとされる。検察側は、フェースガードの下から、酪酸が付着したことを強調する》

 《検察側が「熱傷の原因は酪酸」と指摘したのに対し、弁護側は「第2昭南丸の乗組員らがベスーン被告らに対して発射したインパルス銃に含まれている化学物質に起因する」と主張している。検察側と弁護側双方は、フェースガードを被っていても、酪酸が顔に付着することがあるのかどうか検証するため、第2回公判で行われた証人尋問で、○○さんに実際にヘルメットをかぶせてフェースガードと顔面との距離を測定している》

 検察官「フェースガードと顔面の間には約5センチのすき間が空いており、また、○○は被告がランチャーを発射した後に斜め上を向いており、飛散した酪酸が(すき間から)顔面に付着したことに不自然な点はない」

 《続いて検察官は「傷害罪が成立することについて」とする一文を読み上げた。公判の最大の争点はここにある。ベスーン被告と弁護側は、威力業務妨害など起訴された5つの罪のうち、傷害罪についてのみ「けがをさせる意図はなかった」と争う姿勢を示している》

 検察官「ランチャーを発射したのは、(第2昭南丸の)乗組員の近くで酪酸入りの瓶を破裂させ、その悪臭によって業務を妨害しようとしたのであって、乗組員がいないところに発射しても意味がない。また、当時は甲板上に計16人の乗組員がいたが、いずれも蛍光色の救命胴衣などを着ており、被告のいた場所からもその位置は確認できた」

 《さらに検察官は、ランチャーの性能についても言及した》

 検察官「ランチャーはSSのメンバーによる手製のもので照準器もない。さらに、被告は上下しながら海上を走るゴムボート上からランチャーを発射しており、(酪酸入りの)瓶を狙った場所に命中させることは困難。つまり、被告は乗組員の近くで瓶を破裂させることで、瓶の破片や酪酸が乗組員に悪影響を及ぼすことを意図して行為に及んでおり、乗組員に対する暴行の意図を持っていたことは明らかだ」

 《また、検察官は「傷害についても未必の故意が認められる」と主張した。明確に「傷つける」ことを意図していなくても、「傷つくかもしれない」「傷ついても仕方がない」と思って行為に及べば「未必の故意」があったとみなされる》

 検察官「次に、銃刀法違反に関する自首の成否について」

 《ベスーン被告は南極海上で第2昭南丸に侵入後、日本へ移送され、今年3月12日、日本国内で海上保安官に逮捕されたが、その際、靴下内にナイフを隠し持っていることを申告している。このため、弁護側は「銃刀法違反罪については自首が成立する」としていた。しかし、検察官はこれについても真っ向から否定した》

 検察官「申告したのは、すでに海上保安官に逮捕された後で、申告しなくても捜索によってナイフが見つかる状況だった。また、被告は第2昭南丸の侵入防止ネットを切断して侵入しており、被告がナイフを持っていることはすでに海上保安官も把握していた。このため、自首にはあたらない」

 《最後に、検察官はベスーン被告の情状についても述べた》

 検察官「本件は、SSが長年にわたって組織的に行ってきた調査捕鯨への妨害活動の一環で、犯情は悪質である」

 《検察側の冒頭陳述などによると、ベスーン被告は昨年7月ごろからSSの活動に参加していたという。しかし、ベスーン被告は被告人質問で、他の妨害活動について「ノーコメント」と繰り返しており、詳しくは語っていない》

 《また、検察官は「酪酸は熱傷被害が多発している危険な化学物質で、人体に重大な傷害を発生させるおそれが大きかった」「第2昭南丸は調査船団からの離脱を余儀なくされ、調査業務に重大な支障をきたした」などと、犯行を厳しく指弾。さらに、傷害罪について否認していることについてもこう述べた》

 検察官「傷害については自身の犯行によるものではないと述べている。また、共犯者であるSSメンバーらについての供述も拒んでいる。現在もなお、SSの暴力的で危険極まりない妨害行為の正当性を主張している」

 《検察官は「被告の反省は十分でなく、同様の再犯に及ぶおそれがある」として懲役2年を求刑し、論告を終えた。ベスーン被告は、いすの背もたれに背中をつけたまま、検察官の方をじっと見つめている。通訳によって求刑が伝えられているはずだが、その表情は変わらない》

 《代わって男性弁護人が最終弁論に立った。弁護人は「傷害については、故意および因果関係などに合理的な疑いが残り、これを争います」と述べ、傷害罪には当たらない理由を述べ始めた》

 弁護人「(酪酸の)瓶が着弾した場所と、○○さんらが立っていた場所までは直線距離で約9メートル、高さで約7メートルありました。また、酪酸は人体に有害とされていますが、本件のガラス瓶に入っていた酪酸がどの程度の濃度だったかを示す根拠はありません。当時は風速毎秒6.2メートル程度であり、酪酸が飛沫(ひまつ)「となって広範囲に飛散した可能性には疑問の余地があります」

 =(3)へ続く

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<日本芸術院賞>天皇、皇后両陛下迎え授賞式(毎日新聞)

 日本芸術院賞の授賞式が31日、天皇、皇后両陛下が出席し、日本芸術院(東京都台東区)で行われた。

 66回目となる今回の受賞者は▽洋画の山本文彦(73)▽評論の粟津則雄(82)▽指揮の大野和士(50)▽工芸の武腰敏昭(70)▽書の樽本樹邨(じゅそん)(73)▽建築の北川原温(58)▽文楽の桐竹勘十郎(57)▽長唄の今藤政太郎(74)▽常磐津節の常磐津文字兵衛(48)--の9氏で、山本、粟津、大野の3氏は恩賜賞も受賞した。両陛下は、授賞式の前に各受賞者から作品などの説明を受けた。午後には、皇居・宮殿で受賞者らを招き、両陛下主催の茶会を催す。

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